ヒバクシャ国際署名2019年スタート集会

2019年04月23日

ヒロシマ・ナガサキから74年目を迎えようとしています。核兵器保有国は高性能で使い勝手のよい核兵器開発や運搬手段の開発、核兵器を背景とする恫喝外交を続けており、核の脅威は深刻化しています。

しかし、核兵器の廃止を願う世界の声は、一昨年の7月7日の国連における核兵器禁止条約の122か国の賛成による採択につながり、現在署名・批准がすすめられ、条約の発効が待ち望まれています。昨年12月の「第73回国連総会本会議では、核兵器を法的に禁止する核兵器禁止条約の制定を歓迎し、各国に早期の署名、批准を求める決議案が126カ国の賛成多数で採択されました。

また、米国の首都ワシントン特別区議会は今年3月5日、核戦争の危険を防ぎ、核兵器廃絶を連邦政府・議会に求める決議を全会一致で採択しました。決議では、未だに1万4,500発の核兵器が地球上に存在しており、「人類の生存にとって容認しえない危険をもたらしている」「小型核兵器でさえ使用されたら世界中で気候の崩壊と飢饉を招き、大型核兵器の使用は、何億もの人々を殺害し、直接、壊滅的な環境破壊をもたらす」と警鐘を鳴らしています。決議はまた、「2017年7月、122カ国が核兵器禁止条約を採択することで核兵器の廃絶を呼び掛けた」として、(1)核兵器を禁ずる条約を受け入れ、核兵器廃絶を国家安全保障政策の中心に据える、(2)核兵器の先制使用政策を放棄し、核攻撃を開始する大統領の権限を終了させる、(3)他の核保有国との間で核兵器廃絶にむけた検証可能な合意を追求する―ことを連邦議会と大統領に求めています。

世界は確実に非人道的大量破壊兵器である核兵器の廃絶に向かっています。
何よりもヒバクシャ皆さまの存在と訴え、そして世界に広がるヒバクシャ国際署名がその源です。
今年も、このヒバクシャ国際署名を、対話を通じて大きく広げていこうと、スタート集会を持ちました。
神奈川の生協は、これからも神奈川県原爆被災者の会の皆さまから多くを学び共に核兵器のない世界をめざします。

私たちこそが頑張らなくては。

名称 ヒバクシャ国際署名2019年スタート集会
日時 2019年4月22日(月)14時~16時(13時30分開場)
会場 ワークピア横浜
主催 ヒバクシャ国際署名生協推進委員会(當具伸一委員長)
参加者 28団体、109名
(特非)ピースデポ、神奈川県原爆被災者の会、ヒバクシャ国際署名キャンペーン事務局、((公社)ガールスカウト神奈川連盟、創価学会神奈川、JA神奈川県中央会、原水爆禁止神奈川県協議会
ユーコープ、パルシステム神奈川ゆめコープ、生活クラブ生協、横浜北生活クラブ生協、横浜みなみ生活クラブ生協、かわさき生活クラブ生協、さがみ生活クラブ生協、湘南生活クラブ生協、富士フイルム生協、福祉クラブ生協、やまゆり生協、川崎医療生協、医療生協かながわ、神奈川みなみ医療生協、神奈川ワ-カーズ・コレクティブ連合会、(企組)ワーカーズコープ・キュービック、労協センター事業団神奈川事業本部、神奈川県生協連

取材:生協流通新聞、インターネットジャーナル㈱

神奈川県原爆被災者の活動支援募金:17,553円

アンケート回収:57枚

 

次第:

司会:山岸 洋一 川崎医療生協
開会挨拶:當具 伸一 ヒバクシャ国際署名生協推進委員会委員長
ヒバクシャ国際署名お渡し式

當具 伸一 ヒバクシャ国際署名生協推進委員会委員長から 丸山進会長へ
荒井 紀美子 (公社)ガールスカウト神奈川連盟・連盟長から 丸山進会長へ

ご挨拶

丸山 進 神奈川県原爆被災者の会会長

基調講演

核兵器廃絶に向けた情勢と展望

湯浅 一郎 (特非)ピースデポ共同代表

朗読劇

きのこ雲

神奈川県原爆被災者の会
塩瀬 康雄さん
入江 利恵子さん
福島 富子さん

ユーコープ       郷野 智砂子さん
富士フイルム生協    香川 享子さん
神奈川ワ-カーズ・コレクティブ連合会 木村 満里子さん

基調講演への質疑

日本被団協事務局次長・神奈川県原爆被災者の会副会長 和田 征子さん
神奈川県原爆被災者の会前会長 中村 雄子さん

発言

ヒバクシャ国際署名キャンペーン事務局 鈴木 慧南さん

まとめと提起

小林 正明 神奈川県生協連専務理事

参加者の紹介

創価学会神奈川広報部長        河原 徹夫さん
JA神奈川県中央会JA 改革対策部部長  岩堀 義一さん
原水爆禁止神奈川県協議会理事長    片野 憲二さん
ヒバクシャ国際署名キャンペーン事務局 鈴木 慧南さん

 

アンケートから

(ヒバクシャ国際署名をもっともっと広げていくために私ができること)

  • あたり前にくらしている平和は、世界中の人類みんなで維持していかなくてはいけない。一人ひとりが自分の言葉でとなりの人に伝え考えていく行動していくということ。
  • 子どもにわかりやすい形で平和の大切さ、戦争のことを伝えていく。映画や動画、絵本など。
  • 朗読劇を学校で行う。
  • 生協の組合員にデポーで声掛けをします。この署名を拒否する人は「まずいない!」しかし自分から署名したいと行動する人は非常に少ない。声掛けはとても大事だと思います。
  • 連携団体に広げていく。2020年9月迄、国際署名を頂く中で、本日の感想を伝えていく。又、団体に湯浅先生をお呼びして、講演会を行っていきたい。ヒバクシャの方の声に耳を傾け寄り添っていきたい。
  • 各種会合、集会、イベントなど多くの人々が集まる場所で署名活動をする。身近な所から始め(友人・知人へ勧める)個人から団体へ。
  • ヒバクシャ国際署名というとむずかしいとか自分にはあまり関係ないと思いがちだけど、自分が好きなもの、守りたいものを奪われないために、何ができるかを考えたい。
  • 小さな活動をつなげていくしかないと思っています。まわりの人に伝えること、みんなで何筆でもよいので少しずつ集めていくことが大切。
  • 自治会、小学校など新しい方面に声かけをしていく。
  • 若い世代にどうしたら伝わりやすい(平和の大切さや核兵器禁止条約など)か考え、実行する。
  • お寺での法要等、集会のある場所に持って行ってお願いをする。友人とか知り合いに郵便で送ってお願いする。
  • あきらめないで少しでも一人でもたくさんの方へ広めていけたらいいと思います。
  • 署名の継続と、署名をすすめる意味を伝えること。
  • 署名用紙を常に持ち歩く。







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核兵器の終わりか、それとも私たちの終わりか。
ヒバクシャ国際署名を大きく広げましょう。