神奈川県内13日間のピースリレーが始まりました。核兵器のない世界を!青い地球・平和な未来を子どもたちに!
~すべての国で核兵器禁止条約の批准を~
74年前の1945年8月6日と9日、米軍が投下した2発の原子爆弾は、一瞬にして広島・長崎を壊滅させ、数十万の人びとを無差別に殺傷しました。しかし9か国の核兵器保有国は「核兵器は、安全保障上必要」として、約14,525発(2018年)を保有し続けています。
しかし1946年1月の国連総会決議第1号として、核兵器および大量破壊が可能なすべての兵器の廃絶をめざすことを決議して以来、粘り強く取り組まれてきた国際社会の核兵器廃絶に向けた取り組みは、2017年7月7日の国連総会における122か国の賛成による核兵器禁止条約採択につながり、現在署名・批准がすすめられ、条約の発効が待ち望まれています。
昨年12月の第73回国連総会本会議では、核兵器を法的に禁止する核兵器禁止条約の制定を歓迎し、各国に早期の署名、批准を求める決議案が126カ国の賛成多数で採択されました。また、米国の首都ワシントン特別区議会は3月5日、核戦争の危険を防ぎ、核兵器廃絶を連邦政府・議会に求める決議を全会一致で採択しました。米国の議会における同様の決議はすでに、大都市レベルではロサンゼルス(カリフォルニア州)、ボルティモア(メリーランド州)で採択されています。
決議では、「人類の生存にとって容認しえない危険をもたらしている」「小型核兵器でさえ使用されたら世界中で気候の崩壊と飢餓を招き、大型核兵器の使用は何億もの人々を殺害し、直接、壊滅的な環境破壊をもたらす」と警鐘を鳴らしています。
世界は確実に非人道的大量破壊兵器である核兵器の廃絶に向かっているのです。人類はこれまで、生物兵器、化学兵器、対人地雷、クラスター爆弾について、使用、開発、生産、保有を条約や議定書などで禁じてきました。それらをはるかに上回る破壊力を持つ核兵器を禁じることに何のためらいが必要なのでしょうか。
私たちは唯一の戦争被爆国の市民として、世界に声を届けることができます。「自分たちが生きているうちに何としても核兵器のない世界を実現したい」とするヒバクシャの願いを私たち自身の願いとし、平和を願う心をこのピースリレーの一歩に込めて一緒に歩きましょう!
核兵器の終わりか、私たちの終わりか。
もちろん、核兵器の終わりにしなくてはなりません。
初日の5月7日は、5月6日に東京・夢の島の第5福竜丸展示館前からスタートした東京の行進団は大田区六郷橋下の六郷土手公園まで歩き、神奈川の私たちと引き継ぎ集会を持ちました。神奈川のスタート集会では、神奈川県生協連の呼掛けに応えて、「核と戦争もない21世紀づくり」に取組む神奈川平和運動センターから連帯のメッセージが寄せられ、参加者に紹介されました。
神奈川平和運動センターから寄せられたメッセージはこちら 2MB
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被爆者が呼びかける核兵器廃絶国際署名にご協力ください。