核兵器禁止条約採択2周年 ~子どもたちに核兵器のない地球を渡すのは、私たち大人の義務です~
2019年07月07日
2017 年 7月 7日、国連で122 ヵ国の賛成のもと、核兵器禁止条約が採択されました。ここに、これまで国際法で明確に禁止されることのなかった唯一の大量破壊兵器である核兵器が「違法である」と認識され、「核兵器のない世界」へ世界は歴史的な一歩を踏み出しました。
条約は国際的な法律上の規範となり、核兵器に依存しない21世紀の安全保障の形をつくることにつながります。「核兵器は違法だ」と言えるようになることは大きな成果であり、国連総会が1946年第1号決議で「核軍縮を国連の最優先目標」として以来、核兵器を無くす取り組みの偉大な一歩です。
もう一歩のところまできました。
私たちは、被爆や戦争の記憶を受け止め、神奈川県原爆被災者の会の皆さまとともに、すべての国が核兵器禁止条約に参加し、核兵器禁止条約が早期に発効することを強く願います。そのためにヒバクシャ国際署名をもう一回り広げ、唯一の戦争被爆国である日本の政府が、核兵器廃絶に積極的な役割を果たしていくことを求めていきます。